この前ブリーチしてきたんだけどダメージが気になるから「ケアブリーチ」をお薦めされたんです。
美容師さんから「プレックス剤」についても説明sれましたがよくわからなくて…
髪にはいいんでしょうがどんなものなんでしょうか?
美容師の僕からするとダメージを気にされるなら、圧倒的に「プレックス剤」を使用したケアブリーチがお薦めです‼︎プレックス剤分の追加料金払うぐらいでやってもらえるなら圧倒的にやるべき‼︎と思います‼︎

そうなんですね‼︎確かに以前ブリーチしてもらった時よりも
髪にハリがありツヤ感もあります。
実際どんなものなのか簡単に教えてください‼︎
プレックス剤使う使わないで、当日の仕上がりはもちろんですが、1ヶ月後にまたご来店してもらった時の髪の状態も全然違います。
今回は「プレックス剤」について
お客さまにもわかり易くざっっくり説明していきますね‼︎

最近話題のプレックスとは?
っさてさて、ここ数年でよく耳にするようになった「プレックス剤」
SNSでもよく目にしますよね。
ブリーチだけでなく、パーマやカラー、縮毛矯正や髪質改善系のメニューなど
幅広く導入されていて
お客さまの髪の状態をより良くしたり、ハイダメージのお客さまへの薬剤使用もできる範囲が広がってきました。
プレックス剤を使った処理剤は世の中に何種類も流通しています。
含まれているプレックス剤の種類も「マレイン酸」、「ジマレイン酸」「コハク酸」「酒石酸」などいろいろあります。
プレックス剤とは何かというと
カラー剤やブリーチ剤などに混ぜて使用するケースが多い
髪を補修、強化し断毛を減らすトリートメント
といったところです。
なぜプレックス剤が流行したのか?
そもそもなぜプレックス剤がここまで流行するようになったのでしょうか?
理由はとして大きなものが、【SNSの普及】です。
ここ10年でスマートフォンが一気に普及し、インスタグラムをはじめとするSNSが全国に流行りました。
それに伴い、いわゆる【映え】のデザインを求める消費者の方が増え、それに併せるようにヘアデザインのトレンドがブリーチを使ったハイトーンカラーが一気に流行しました。
そのハイトーンカラーが流行する際に登場したのが美容薬材メーカー「シュワルツコフ」さんが発売した「ファイバープレックス」です。
ブリーチによるダメージをなんとかしたいと思う美容師、お客様の悩みを吹き飛ばす威力を持ったファイバープレッックスはあっという間に全国に広まりました。
ファイバープレックスをはじめとするプレックス剤を添加したブリーチ剤を
いわゆる【ケアブリーチ】 といい、SNSで広く拡散されてプレックス剤の認知をさらに広めるものとなりました。
プレックス剤の効果はいかほど?
っで、ざーーーーーーーーーーーーーーっくり、どんな効果があるのかと言いますと
髪の中にあるタンパク質の結合を補強、もしくは再結合 してくれるというとんでもない優れものです。
ブリーチなど薬剤を使うと髪の内部にあるS=S結合というメイン結合が切れていき、最終的に断毛してしまうのですが、その結合を補強することにより髪を強化し切れにくく強くしてくれます。
通常サロンや自宅でやるトリートメントと言われるものは、
ダメージによって髪の内部から流出してしまったタンパク質、油分を補充するものや、
表面を皮膜で覆って指通りをなめらかにしてツヤツヤに見せるものが一般的ですが
毛髪内部の結合を修復してくれるものはプレックス剤が初めてでした。
実際私も日々のサロンワークでフル活用していて、お客さまからも喜んでいただけております。