枝打ち とは?

木材の品質を上げるため
木々の成長していく中で、不必要な小さい枝を取り除くことです。
また、森林の木々の配置を見ながら不要な枝を取り除くこともあります。
野菜を育てたことがある方なら分かるかもしれませんが、
野菜を育てる過程にある「間引き」のようなものです。
この作業工程が入るだけで、その後何ヶ月かの木々の成長度合いが変わり、将来的に品質の高い木に成長したり、森林のバランスも良くなるとても大切な作業です。
枝打ちのタイミングは?
効果的な枝打ちのタイミングとしては、春先と秋の涼しくなり始めた頃です。
肌感覚として、
春先→【暖かく春めいてきたな】というタイミング
秋→【さむっ、そろそろ冬かなー】というタイミングです。
言葉にして書き出すと面白いですが、これ結構大切で
mune3的にこの考えがそのまま木々の思考にもなると思っています。
春めいてくると木々はどうなるでしょうか?
「よっしゃ!あったかくなってきたから成長するでえ!」と枝を伸ばし始めます。
そのタイミングで、良くない場所にてきた枝をカットすることで、木々の回復も早く、
枝打ち対象に回す予定だった栄養を他の部分に回すことができます。
では秋の寒くなってきたタイミングではどうでしょうか?
「さむっ。そろそろ冬に備えてエネルギー節約せねば」
って感じかと思うので、木々の成長もストップしていきます。
そのタイミングで不要な枝をカットしてあげると、木々の省エネに繋げることができます。
また、日照時間が短いので枝打ちして日差しが良いところに当たるようにしてあげると、
光合成の効率化ができます。
枝打ちのタイミングも非常に重要な要素になってくるので、気を付けてみてください。
【枝打ちのやり方】
では、枝打ちのやり方を紹介します。
まず道具が必要で、
おすすめは「ナタ」か「のこぎり」です!
あとは高いところ向けの鋸「ポールソー」なんてのもあります。
あとは枝打ちをする時は、長袖長ズボンなどの作業着を身に付けておくのがお薦め!
個人的に山に入る時はどろぼう草などがつかない「やっけ」を推奨してます!
やっけについてはわかりやすい記事がありましたのでこちらにリンクを貼らせていただきます。
https://www.l-m.co.jp/blog/?p=8108
あとは脚立など使用する場合は、安全のため「ヘルメット」の着用をお勧めします!
で、どの高さまで切っていくかですが、脚立使って切れるところまででいいです!
ポールソーで切れる高さ以上の枝打ちに関しては、大変危険ですので初心者にはお勧めしません。
私も自分で手が届く範囲のみやっているだけです。なんなら手付かずのところもちらほらです(笑)
それだけでも日照環境も変わり、木々もすくすく綺麗に成長してくれます。
自分の手の届く範囲=自分に枝が当たらない高さ
になると思いますので、歩きやすくなったり快適さが全然違う!
ぜひやってみて体感してください^^
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回、mune3自身が実践している枝打ちの方法についてまとめさせていただきました。
枝打ちは難しいことではなく、枝を切る単純作業です。盆栽の剪定みたいなもんです。
がしかし、どうしても高所作業になってしまいますので安全面の配慮は十分にお願いします。
1〜2mという高さから転落した場合でも、頭から落ちる可能性が高く大変危険です。安全装備をきちんと身に着けて、しっかりと危険予測をしながら枝打ちを行うことをおすすめします。
ちょっとあの枝までは高さがあるな…など、少しでも不安がある場合は業者に相談してみることから始めてはいかがでしょうか。
森林組合など協力してくれるところもあります。
事故が起きないためにも、無理をせずプロにまかせることも必要かなと思います。